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アンティークステンドグラス窓の取り付けにいってきました

こんにちは。毎日よく雨が降りますね。
そんな連日の雨の合間を縫って、アンティークステンドグラス窓の取り付けに行ってきました。
長野県在住のAさまに、「ずっと昔に購入し、そのまま取り付けずにいた4枚の窓を、引っ越し先の窓に入れたい」とご相談いただいたのは数ヶ月前のこと。拝見すると、貴重な19世紀後半の作品でした。一部に割れがあり、傷んでいた鉛線の交換も必要だったため、作品を一度お預かりし、修復しました。修復が終わり、綺麗に磨き上げて、いよいよ取り付けです。
絶対割れないようにステンドグラスを丁寧に梱包し、山道をゆっくり走ってAさま邸に。
かなり重い作品ですので、まずは既存の窓枠に、ステンドグラスをはめる頑丈な木枠を取り付けます。
事前に採寸し、アトリエでつくってきた木枠を現地で窓に固定していきます。
木枠がついたら、ステンドグラス窓を1枚ずつはめていきます。作品を梱包から取り出すのも、丁寧に、丁寧に。木枠に押縁を取り付け、ステンドグラスを挟みます。割れないように慎重な作業が続きます。
無事4枚のステンドグラスが窓に入りました。
取り付けが終わったときはもう夕方。外光がないので室内からは写真が綺麗に撮れませんでしたので、今度昼間にお伺いして、美しい姿を撮影させていただく予定です。
外から見ると、室内の白熱灯の光にステンドグラスが透かされ、綺麗です。夜になり、外の闇が深まるにつれ、ステンドグラスはさらに美しく輝きます。
Tさん作「白百合の窓」をご紹介します

こんにちは。梅雨の晴れ間、外に出ると目に眩しいほどの6月の光です。
今日は、生徒さんの作品が素敵にできたのでご紹介いたしますね。
ご紹介するのは、当アトリエの教室に通ってくださっている茅野市のTさんの作品です。日本のステンドグラスの作品集を参考にしてつくった練習作品です。僕は「白百合の窓」と呼んでいます。
不透明ガラスで白百合を、そのまわりを繊細な氷のような地紋の透明ガラスで囲み、一番外側は天然石のようなマーブル模様の赤茶のガラスです。色数を絞り、背景を透明にしたことで、白百合が際立つ上品な作品になりました。
とても見事な仕上がりですが、実はTさんは、ステンドグラスを始めてまだ8ヶ月。この作品が2作目なんですよ。授業のペースは隔週なので、月2回ほど。毎回「今日も楽しみにしてきました^^」と通ってきてくださるのが、僕は何よりうれしいのです!
できあがった「白百合の窓」を、先日早速Tさまのご自宅に取付けにいきました。取付けた瞬間、Tさまと長女のKさんから「わーっ」と歓声が。ステンドグラス職人冥利に尽きる、とても幸せな瞬間です。今回の作品は、白百合の背景を透明ガラスにしたことが大成功でした。外の光や室内からの眺めを遮ることなく、とても軽やかな存在感。でも一枚入っただけで、お部屋の雰囲気がすごく変わりました。
青空に映えるステンドグラスです。
バルコニーの銀色の手すりの光が、白百合の葉の緑色のガラスに映り込んで、複雑な色味と輝きを出しているのも素敵でした。
Tさん、とても素晴らしい作品です! 3作目は大きなフロアライトがご希望でしたね。一緒に、素敵なデザインを考えていきましょうね。
屋外テラスのステンドグラス教室

こんにちは。爽やかで気持ちのよい日が続いていますね。
昨日初めてステンドグラスの体験教室にきてくださったお客さまが、可愛いワンちゃん連れでアトリエにいらっしゃいました。愛犬ちゃんは最初は玄関でお留守番をしてくれていたのですが、初めての場所で飼い主さんのお顔が見えないのは心細いだろうなあ、、、と。
そこで、、、初の試み。
「屋外テラスでステンドグラス教室」
をしてみることに。これなら、飼い主さんのすぐそばにいられてさみしくないです!
当アトリエの玄関横に屋根つきのテラスがあるのですが、そこを即席教室にしました。幸いにも気持ちのよい晴天で、しかも涼しい風が通ります。テラス側にもコンセントがあるので電動の道具も使えてとても快適。愛犬ちゃんはゲージから出て、飼い主さんの足元でリラックスしていました。
初めての試みながら、お客さまに(そしてきっと愛犬ちゃんにも)とても喜んでいただけました。新緑の森を見ながらのコーヒータイムも気持ちよく、とても楽しい時間が過ごせました。
ちなみに今回の体験教室は「ミニランプ」づくり。お客さまおふたりで、色違いの素敵な2個のランプができました。
体験教室のご案内(ミニランプ編)

こんにちは。ずっと雨予報の中、今朝は庭に束の間の陽射しが。雨上がりなので、森の香りがしてとても気持ちがよい日です。
さて、今日は体験教室の「ミニランプ」づくりのご紹介です。
昨日ご紹介した「八面体のデスクランプ」にくらべて、作品もご料金もよりコンパクトなコースです(ちなみにご料金は3800円+消費税です)。
このミニランプは高さ10センチメートルほどで、コンセントに直接さして灯すタイプです。
低い位置のコンセントにさしてフットライトとして、あるいはこの写真のように間接照明として。ガラスの色や模様はお好きなものを選べますので、インテリアに合わせておつくりいただくのも素敵です。
6面あるガラスのうち、2色を交互に使うとこんな感じになります。壁に映る光が綺麗です。
だいたい2時間半くらいで完成しますので、より手軽なステンドグラス体験としてぴったりです。
ご興味のある方はぜひご連絡くださいね。
体験教室のご案内

こんにちは。アトリエの周辺では、一昨日からカッコウが鳴き始めました。川沿いの山吹も花盛り。季節がかわってきたことを感じます。もう初夏ですね。
さて、今日は当アトリエのステンドグラス体験教室についてのご案内です。先日出店した八ヶ岳マルシェで知り合った方など、最近だんだんと体験教室に来てくださる方が増えています。
「どんなものが作れるの?」「どのくらいの時間でできるの?」
などなど、お問い合わせもいただいているので、簡単ですが、お写真で紹介しますね。
体験教室ではご希望により「八面体のデスクランプ」「ミニランプ」「壁掛け鏡」の中からお好きな作品をお作りいただけます。
今日は、いちばんの大作「八面体デスクランプ」についてご紹介します。
「八面体のデスクランプ」は、高さ20センチほど。お客さまにお好きな色ガラスを選んでいただき、型紙に合わせてガラスカッターでガラスをカット。切り口をルーターという機械で整えてから、カッパーホイルで巻き、ハンダ付けしていきます。
右下がガラスカッターです。オイルを刃先につけてガラスの表面を型紙にそってキリキリとなぞります。切れているかどうかは「音」でわかるのです。見た目ではガラスの表面に傷がついているだけで、「これで切れてるの?」という感じなのに、左上の鰐口でカットラインに力を加えると線にそってパキッと切れる。「これがガラスを切る、なんだ!」と初めての作業感で、なかなか面白いですよ。
カットしたガラスピースを丁寧にハンダ付けし、だいたい3時間くらいでランプが完成します。その後は、おつかれさまのお茶タイム&点灯式。お茶とお菓子で一息ついた後、アトリエの照明を全部消し、ランプに光を灯します。
これは表面に波模様のあるオレンジの色ガラスで作りました。とても綺麗ですよね。選んだガラスの色や模様によって、壁や床に映る光と影がみんな違います。みなさま、とても喜んでくださって、大事に持って帰られます。
だいたい3時間、材料費込みで8500円+消費税の体験教室です。当アトリエの同じタイプのデスクランプの販売価格が14300円ですので、実はとてもとてもお得なコースです。
作ってみたい方、ぜひお気軽にご連絡くださいね。