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2021 / 07 / 12 11:23
アンティークステンドグラス窓の取り付けにいってきました
こんにちは。毎日よく雨が降りますね。
そんな連日の雨の合間を縫って、アンティークステンドグラス窓の取り付けに行ってきました。
長野県在住のAさまに、「ずっと昔に購入し、そのまま取り付けずにいた4枚の窓を、引っ越し先の窓に入れたい」とご相談いただいたのは数ヶ月前のこと。拝見すると、貴重な19世紀後半の作品でした。一部に割れがあり、傷んでいた鉛線の交換も必要だったため、作品を一度お預かりし、修復しました。修復が終わり、綺麗に磨き上げて、いよいよ取り付けです。
絶対割れないようにステンドグラスを丁寧に梱包し、山道をゆっくり走ってAさま邸に。
かなり重い作品ですので、まずは既存の窓枠に、ステンドグラスをはめる頑丈な木枠を取り付けます。
事前に採寸し、アトリエでつくってきた木枠を現地で窓に固定していきます。
木枠がついたら、ステンドグラス窓を1枚ずつはめていきます。作品を梱包から取り出すのも、丁寧に、丁寧に。木枠に押縁を取り付け、ステンドグラスを挟みます。割れないように慎重な作業が続きます。
無事4枚のステンドグラスが窓に入りました。
取り付けが終わったときはもう夕方。外光がないので室内からは写真が綺麗に撮れませんでしたので、今度昼間にお伺いして、美しい姿を撮影させていただく予定です。
外から見ると、室内の白熱灯の光にステンドグラスが透かされ、綺麗です。夜になり、外の闇が深まるにつれ、ステンドグラスはさらに美しく輝きます。