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生徒さん作の窓をご紹介します
こんにちは。久しぶりの投稿です。いつの間にかアトリエ周辺の木々も色づき、カラマツの葉が落ち始めています。
10月中旬から11月初旬にかけて、生徒さんの作品や注文窓の取り付けラッシュが続いていました。ようやく一息つきましたので、ひとつずつご紹介したいと思います。
まずは、教室に通ってくださっているHさん作の窓。
シンプルな線がお好みのHさん。モダンなデザインで、その分ガラスの色の美しさにこだわり、貴重なアンティークガラスをたくさん使った窓です。
「窓から見える空の色は隠したくない」
とのご要望があったので、空の見える窓の上部は無色透明に近いガラスを使用しています。右下には絵付けしたホワイトテリアの小さなガラスピースを。鮮やかで、唯一無二の窓ができました。
今回は、既存の窓の上に、ステンドグラスのための木製サッシを新たに取り付ける方法で施工しました。既存の窓は手前開きと上部開きができる特殊なもの。その窓の動きを妨げないように、木製サッシのサイズや取り付け方を工夫しました。
裏にある既存の金属サッシが見えないように、幅広の額縁のように木を組み、室内の木部と同じ色になるように塗装。その特製サッシを既存の窓のハンドルに触れないぎりぎりの場所に取り付けます。
蝶番も内装に合わせシックな色で。無垢の木の歪みも想定し、一枚板ではなく3本の材を組み合わせる方法で木製サッシをつくりました。
木製サッシの動きを確認したところで、いよいよステンドグラスの取り付けです。
押縁でステンドグラスを押さえて、無事取り付け完了。既存の窓を開けたいときには、ステンドグラスの窓がきちんと開くようになっています。
室内からは木製サッシが見えるので、部屋の窓周りの雰囲気がガラッと変わりました。Hさんご夫妻にも喜んでいただけて、充実した取り付けとなりました。