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2021 / 06 / 21  14:57

Tさん作「白百合の窓」をご紹介します

生徒さん作「白百合の窓」をご紹介します

こんにちは。梅雨の晴れ間、外に出ると目に眩しいほどの6月の光です。

今日は、生徒さんの作品が素敵にできたのでご紹介いたしますね。

ご紹介するのは、当アトリエの教室に通ってくださっている茅野市のTさんの作品です。日本のステンドグラスの作品集を参考にしてつくった練習作品です。僕は「白百合の窓」と呼んでいます。

不透明ガラスで白百合を、そのまわりを繊細な氷のような地紋の透明ガラスで囲み、一番外側は天然石のようなマーブル模様の赤茶のガラスです。色数を絞り、背景を透明にしたことで、白百合が際立つ上品な作品になりました。

とても見事な仕上がりですが、実はTさんは、ステンドグラスを始めてまだ8ヶ月。この作品が2作目なんですよ。授業のペースは隔週なので、月2回ほど。毎回「今日も楽しみにしてきました^^」と通ってきてくださるのが、僕は何よりうれしいのです!

できあがった「白百合の窓」を、先日早速Tさまのご自宅に取付けにいきました。取付けた瞬間、Tさまと長女のKさんから「わーっ」と歓声が。ステンドグラス職人冥利に尽きる、とても幸せな瞬間です。今回の作品は、白百合の背景を透明ガラスにしたことが大成功でした。外の光や室内からの眺めを遮ることなく、とても軽やかな存在感。でも一枚入っただけで、お部屋の雰囲気がすごく変わりました。

IMG_5836.JPG

青空に映えるステンドグラスです。

バルコニーの銀色の手すりの光が、白百合の葉の緑色のガラスに映り込んで、複雑な色味と輝きを出しているのも素敵でした。

Tさん、とても素晴らしい作品です! 3作目は大きなフロアライトがご希望でしたね。一緒に、素敵なデザインを考えていきましょうね。